「ねえ、この間テレビで『A-Z』っていう鹿児島のスーパーの
話を見たんやけど、知ってる?」
という内容の電話やメールが
鹿児島以外のところに住む友人や元お仕事仲間から、
ポツポツとやってきておりました。
鹿児島が誇る、新・理念リード型巨大スーパー『A−Z』さん。
そのAーZを経営する
株式会社マキオ代表取締役社長・牧尾英二さん
が書かれた御本です。
【序章】過疎地で奮闘する二十四時間営業の巨大スーパー
【第1章】素人だからこそ、お客様目線で前例否定できる
【第2章】安さを実現する常識破りのローコスト経営
【第3章】効率はいっさい無視、生活必需品はオール品揃え
【第4章】損得を抜きにして、お客様を常に優先するサービス
【第5章】従業員は自ら育つもの、マニュアルでは育たない
【第6章】取引先もお客様、地域とどう共存するか
【終章】小売業は最後まで逃げだしてはならない
ホームセンターから始まって、
ご自身の考える「あるべきスーパー」を模索し、
10数年かけて開業にこぎつけられました。
こんなスーパー、続くはずがない----。
開店当初、小売業経験者は面接に来てくれませんでした。
だから小売の素人ばかりからのスタート。
品揃えの方針は、経営効率ではなくお客様ニーズ。
鉄壁のビジネスモデルがその成立を支えている。
「醤油が250種類以上もあるってよ」
「トランペットも売っとるがね」
などとエピソードで語られがちですが、背景にある考え方がよくわかりました。
仕事柄、私はスーパーなどの通路に佇んで、
お客様の表情や動きを観察することがしばしばあります。
A-Zで見るお客様の目線は高い、ビューが広いという言い方をすればよいでしょうか。
中でもおじいちゃん・おばあちゃんが楽しそうにお買い物をされているのが印象的。
地には地の商売あり----------。
またまた勉強をさせていただきました。感謝です。
中島秋津子